世問う国民党
こんにちは。 ゲスト さん 
会員登録 ログイン
世問う国民党
国民自ら野党再編を促し政権を取る
18歳の有権者の皆さんへ
18歳有権者の皆さん・2
18歳の有権者の皆さん(その3)
18歳有権者の皆さん・5
18歳有権者の皆さん・6
18歳の有権者の皆さんへ・7
18歳有権者の皆さん・8
18歳有権者の皆さん・10
18歳有権者の皆さん・11

18歳の有権者の皆さんへ・10(2020年8月31日)


若者の意識と、それをどう政治や投票行動に移すか、

更には、日本の政治を変えるために何が必要かを考察しております。

このシリーズ、解らない単語や表現への質問、異論・反論大歓迎です。
お気軽にコメントください。

>Q16.どうすれば若い人たちが選挙、引いては政治に関心を持つと思いますか。

今回はその6回目、自由回答の 

7>インターネットやSNSを活用する

についてです。


A >• SNSの配信をもっと増やすべき若者は、ツイッターやインスタグラムなどの利用が非常に高い。そこに、選挙や政治について浅くでも記入してあれば少しは関心を持つと思う(男性)
B >• SNSを通して自分たちが選挙に行かないとどうなるかを若者から発信して行かなくてはならないと思う。あえて若者自身から伝えることでより説得性がまし、危機感を感じる効果が期待できるから(男性)
C >• インスタやツイッターをつかい官邸の様子を伝えている様に、SNS上でのPRに力を入れるべき。選挙カーは騒音だと思う人が多いため控えるべき(女性)
D >• インターネットなどの若者が多く利用するツールを使って選挙活動を行なったり、若者にもわかりやすいように政治の用語などをニュースで説明すれば関心は高まると思う(女性)
E >• 若い人たちが日頃使うネットツールで選挙活動を行えば良い。Youtube, LINE, Twitter,Instagram 他にも色々あるでしょう。しかし堅苦しい話だけではスルーされてしまいます。ユーモアもそれなりに必要でしょうね(女性)
F >• 大統領選のトランプとクリントンのようにインターネットで政治家同士の討論会をすればその人たちの本心が見えてくるので誰に投票したらいいか決断しやすい。ネットで投票できるようにしてほしい(男性)


この、7>インターネットやSNSを活用する

これらは当然の意見ですね。

順番に見ていきましょう。

A >• SNSの配信をもっと増やすべき若者は、ツイッターやインスタグラムなどの利用が非常に高い。そこに、選挙や政治について浅くでも記入してあれば少しは関心を持つと思う(男性)
C >• インスタやツイッターをつかい官邸の様子を伝えている様に、SNS上でのPRに力を入れるべき。(女性)
D >• インターネットなどの若者が多く利用するツールを使って選挙活動を行なったり、若者にもわかりやすいように政治の用語などをニュースで説明すれば関心は高まると思う(女性)

これらは行政側がやるべき対応ですね。

次に、

B >• SNSを通して自分たちが選挙に行かないとどうなるかを若者から発信して行かなくてはならないと思う。あえて若者自身から伝えることでより説得性がまし、危機感を感じる効果が期待できるから(男性)

これは積極的で歓迎すべき意見だと思います。

若者から発信が捉えられない候補者は次第に沈没するでしょうね。

その事は選挙のたびに、

若い感性を持った候補者に徐々に入れ替わっていくことを意味します。

C >• 選挙カーは騒音だと思う人が多いため控えるべき(女性)

確かにそうです。その候補の支持者以外には(場合によっては支持者にも)

迷惑以外の何物でもありませんね。

実は選挙カーは候補者の票を増やす事にはほとんど役立っていません。

なぜ、選挙カーが走り回っているかは

以下の記事をお読みください。

https://note.com/kujirakun/n/nbd400346985f


E >• 若い人たちが日頃使うネットツールで選挙活動を行えば良い。Youtube, LINE, Twitter,Instagram 他にも色々あるでしょう。しかし堅苦しい話だけではスルーされてしまいます。ユーモアもそれなりに必要でしょうね(女性)

ユーモアは候補者のサービス精神を見るのにはいいですね。

政治は最大のサービス産業ともいわれます。

しかし、現状の政治家は

与党の人は利権関係者だけにサービスします。

他の国民は視野に入っていません。

一方野党は、

国民全体を未来を真剣に考えている政治家もいますが、

政権に就けないとそれが実現しないので、

きちんとした対案が出せず、

もしそれが出たとしても、

その対案が「一般の国民に分かりやすい」かどうかは

その政治課題にもよるので、国民との対話が必要ですが、

なかなかそれをしている政党政治家はいないですね。

それは故に票も取れないし、結果として与党になれないと言う悪循環の中に居ます。



国会内の勢力関係では

与党は野党を目立たせたくないと言う戦略もあるのですが、

野党から対案が出た場合でも、

数に物を言わせて、

その対案を審議しなかったり、

与党の案だけを審議もろくにせずに通したりしますから、

国民にはどちらの案がより国民に対して良い案だったのか

伝わらないままになります。


日本の国会の問題は長い間自民党が政権与党なので、

彼らの悪習が国会審議をゆがめています。

諸外国では

国会で与野党が国の問題をきちんと議論するのですが、

日本では自民党の政策部会などが国会審議の前に法律案を決めてしまいます。

国会はその法律案をできるだけ速やかに通すための儀式でしかありません。

国の仕組みと役割を、一政党の運用でゆがめているのです。

まるで国会が政党の下請け機関になっているのです。

これは長い間政権交代がおこらなかった弊害です。

また10年ほど前に政権交代があったのですが、

その当時の民主党には不幸な事に、

自民党政権が原発利権と絡んで作り続けてきた

それも違法の上につくられた原発が、その違法性ゆえに

3.11の東日本大震災の津波でメルトダウンを起こし、

人類史上最悪の原発事故を起こしました。

民主党政権も、せめて2期務めれば、

それまでの自民党の膿を洗い流す事がある程度できたのでしょうが、

民主党は原発事故の濡れ衣を着せられ、

自民党が返り咲いたのです。

自民党の原発利権は続き、

日本だけが再生可能エネルギーの未来産業へ乗り遅れたのです。

あの原発事故を機会に世界の先進国は総じて、

再生可能エネルギーに急転換しています。

当時世界最高水準だった日本の再生可能エネルギー企業の技術力は

あっという間に世界から置いていかれることになり、

再生可能エネルギー産業が産むはずだった雇用と経済浮揚効果は

日本だけが受けられないままでいます。


F >• 大統領選のトランプとクリントンのようにインターネットで政治家同士の討論会をすればその人たちの本心が見えてくるので誰に投票したらいいか決断しやすい。ネットで投票できるようにしてほしい(男性)

「政治家同士の討論会」は有権者には理想ですが、

2世3世4世と世襲議員は能力があるから政治家や総理大臣になっているわけではありません。

そこがアメリカと決定的に違うのです。

日本の歴代総理は自分で演説原稿を書くことができる人は、

そう多くありません。

誰かが書いた文章を坊読みするのがほとんどで、

中にはその文章中の漢字が読めないので、仮名を振っている場合さえありました。

ましてや、政治家同士の討論会をすれば

相手の意見を正確とらえ、

次の瞬間に、それへの反論が言える頭の回転が要ります。

与野党がそういう党首ばかりになれば

政治家同士の討論会はかなうかもしれません。

しかし待つ必要はありません。

皆さんが世論を盛り上げ、

その討論の場を設定し、招待すれば、

彼らは討論会のこざるを得なくなるでしょう。

ぜひそういう企画をしてください。


「ネットで投票」にもいずれなるでしょう。

しかし、政府任せ、既存の政治家任せでは、いつになるか解りません。

それも皆さん若者の声が大きくなるかどうかで決まります。


「政治家同士の討論会」での私の経験を話します。

私は2014年4月の愛媛県伊方町長選挙に立候補しました。

その告示前に町の伊方青年会議所(政治的には中立のはず)が

町長候補の討論会を企画しました。

当時、既に地元の候補予定者3名が名乗りを上げており、

彼らは全員参加できました。

しかし、私は参加できなかったのです。

彼らは全員が原発推進派で

私は反対派でした。

つまり、こういうところから既に政治は始まっており、

政治は実効支配が物を言うことの証です。

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20140330/news20140330544.html

つまり、公開討論会と言っても、

それが「やらせ」でないかどうかを見抜く力が有権者には必要です。





民主主義は積極的に行動する有権者の意見が反映される仕組みです。

人も組織も長く権力を持つと

腐敗し、

利権の癒着がおこり、

運営が硬直化し、

時代に合わなくなるものです。

それを、時代と国民のニーズに合った物に

徐々にバージョンアップするのが選挙です。

古いアプリはいつまでもは使えません。

新しいアプリを創り使うのは若い皆さんなのです。

政治を、選挙を皆さんの参加でバージョンアップしましょう。

|18歳の有権者の皆さんへ|18歳有権者の皆さん・2|18歳の有権者の皆さん(その3)|18歳有権者の皆さん・5|18歳有権者の皆さん・6|18歳の有権者の皆さんへ・7|18歳有権者の皆さん・8|18歳有権者の皆さん・10|18歳有権者の皆さん・11|
(C) 2011 - 2024 (SOLA inc. All rights reserved.)