どの選挙から出るか |
通常の選挙運動の常識?
どの選挙に出るべきか
目指す選挙勝つために出るべき選挙とは
●国政または地方自治体(都道府県、市区町村)の議員または首長選挙に関する常識を検証します。
選挙に出る順番
良く言われているのが、まず地方議員で当選して、何期か実績を積み
次に、その自治体の首長(市区町村長)や都道府県議に挑戦する、
また何期か実績を積み、最後に国会議員や都道府県議を目指す。
この順序でやるのが常識だみたいなことを政治家を目指すあなたが思っているのなら、
生きている間に本当に目指すべき政治家に成れるのですか?
そんな意識の問題は、果たしていつ「地方議員で当選」できるのでしょうか?
目指すのが市会議員を例に話しをします。
市会議員になりたければ、市会議員の選挙だけでなく、
それまでにある選挙(市長・都道府県議・都道府県知事・衆参議員)は
全部出る事を前提に準備をし、
供託金募集ラインを超す票が見込める時は
果敢に挑戦しましょう。
多くの人が勘違いしていますが、
小さい選挙ほど当選は難しいのです。
(ここでは便宜上、地方議員の選挙を小さい選挙と、
首長や知事、国政選挙を大きい選挙と表現します。)
なぜかと言うと、他の項でも述べましたが、
多くの有権者はまず知り合いに投票します。
地縁血縁・同級生・義理や人情など、
ほとんどの人は普段の付き合いなどからつながる人に投票をする人がほぼ固定しています。
ですから、地方議員の選挙にはほぼ浮動票はありません。
浮動票だけをかき集めて当選できるのは規模の多い市部で定員の5%程度でしょう。
浮動票がほとんどないのに新人で実績のないあなたが他の人の票を奪ってまで、
当選するのは至難の業です。
支持者の開拓は選挙でするのが早道かもしれません。
同じ選挙区内で定数が小さいほど、
市会議員よりは、市長・都道府県議・都道府県知事・衆参議員のほうが、
地縁血縁・同級生・義理や人情、普段の付き合いなどを超えた
自由な投票行動を多くの人に可能にします。
隣近所の締め付けや監視も届きにくいのです。
大きい選挙ほど、マスコミも取り上げ、
選挙によってはテレビやラジオの政見放送などもあり、
あなたの名前や政策を売る機会は大きく増えます。
当然、その時大事なのは、
それぞれの選挙で必要とされる政策はまじめに練るべきです。
それがないと単なる売名行為としか取られません。
それができない人はこの戦略は取らない方がいいと思います。
この大きい選挙であなたが得た、あなたの市の得票は
全てではありませんが、次の市議選挙の基礎票となります。
この時大事なのは、その選挙に投票した人を
できるだけ早く、見つけ出し、連絡を取ることです。
あなたは政治家になることを決めたのですから、
どの立場で当選しても政治家は政治家です。
最初市議になろうとしていたあなたが、
気が付いたら、都道府県議や市町村長や知事、国会議員になっているかもしれません。
果敢に挑戦するその姿勢で、有権者とコミュニケーションが図れ、
有権者の意をくみ取れる政治家として、
未来を切り開いてください。
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